まるでお役所的な、情報管理部門

会社内の情報管理部門、あるいは情報インフラ部門と呼ばれる組織ほど、社内の硬直化に貢献している部門はないのではないでしょうか?
本当に社員が困っていることにはマニュアル的、紋切的対応しかできず、我々の仕事を邪魔しているとしか思えないことが多いようです。社内の要望を吸い上げる能力は皆無で、パソコンが苦手でキーボードがようやく叩けるような人から、そうでない人にまで同じ対応をするのは如何なものでしょう。少しでも臨機応変な対応してくれると、仕事の効率はずっと改善でしょうけどね。また、大抵の情報部門は情報セキュリティに関する権限も持っているので、ますます保守的になってしまうようで、これでは悪循環です。
彼らは何かするときに、「俺たちは、奴らのために働いてやっている」という意識があるのではないでしょうか? これではまるでお役所です。外部委託(アウトソーシング)をすべき部門の筆頭だと思いますが、社内の情報セキュリティを守っているという大義名分があるので、これはなかなか進まないかも知れません。でも、遠くない将来、きっと地盤変動があるでしょう。
ところで、せめて彼らにスキルでもあれば許せるのですが、よく聞くことに、何か問題があればすぐに OS をリカバリインストールしようとしたり、もっともセキュリティに不安のあるマイクロソフト製のメールクライアントソフトに強制的に切り替えさせたりするようで、悪事を取り上げれば枚挙にいとまがありません。