道路のバンプ

米国で車を運転していると時々見かけるものに「バンプ(bump; こぶ)」があります。これは、是非とも日本でも導入して欲しいものです。バンプというのは、例えば「制限速度毎時 5マイル」みたいな道路(横断歩道の手前とか)で、運転手に強制的に法規を守らせるために、道路の真ん中に敢えて隆起を付けているわけです。これを高速で無理矢理通り抜けようとすると、かなりの衝撃を感じますし、車にもダメージがあるかも知れません。
以前何かで見聞きしたのですが、これを日本で実現しようとしたところ、「交通法規の標識は自治省(当時)の所轄だが、道路の保守は建設省の担当」とかで、平らでデコボコのない安全な道路を造るべき建設省が、道路に意図的にバンプを付けるのは考えられないとかいう理由で、実現しなかったそうです*1
最近…、最近でもないけど、赤信号を回避しようとして、細い路地に高速度で進入してくる劣悪マナーの運転手が目立ちます。彼らは、赤信号の時間の元を取るために路地裏を飛ばしてくるので、歩行者にクラクションを鳴らすは、道路で対向車と「遊動円木」ごっこ*2するは、で、とても安心して道を歩けません。バンプを付けるのがダメなら、せめて路地裏にも幹線に同期した信号機でも付けて*3、劣悪運転手対策をして欲しい今日この頃です。

*1:記憶で語っているので、間違っていたら指摘お願いします。

*2:丸太を双方向から走ってきて、ジャンケンで負けた子供が相手に譲らなくてはならない、小学校によくあった遊具。

*3:こっちのほうがずっと高く付きそうですが