Getoo Linux

とある事情(RTLinux の評価)で、Linux をインストールしなくてはならなくなりました。以前はこのような用途には Red Hat じゃなくて Slackware が好きだったのですが、今回は Gentoo を試してみることにしました。BSD ばりの、アプリケーションをソースからインストールするという硬派なパッケージ機能に惹かれたからです。今回は、2.4 カーネルとの親和性ということで 2004.3 をチョイスしました。
ところが、インストールしようとしてびっくり。硬派と言われる NetBSD に増して、超硬派なインストール手法じゃないですか! 基本パッケージすらもソースからインストールするという手法がとれるそうです。おまけに、いわゆるメニュー形式のインストーラなどはついていなくて、全部自分で fdisk したり、/etc/fstab を書いたり、基本パッケージを tar で展開したり、という具合です。
ただ NetBSD と比較して、NetBSD は標準ツールの選択にポリシーがにじみ出ているのに対して*1Gentoo は cron ですら、複数のチョイスから選ばなくてはならない点です。エディタに nano とかいうのが付いていて、vi が付いていないところも、ちょっとしんどい。思わず絶句して ed を立ち上げてみましたが、もはや ed の使い方を忘れていました*2

*1:数少ない軟弱な点は、sendmailpostfix のいずれかから MTA を選ばなくてはいけないところかな。

*2:真に硬派な vi ユーザーは、vi が入っていない計算機をいじる場合、emacs など無視して ed を使います。