ラーメンを食べたくなる

なんか突然、長浜ラーメンが食べたくなりました。調べてみると、東武伊勢崎線新田駅の近くにあった「壺」*1というラーメン屋は、昨年の末に廃業してしまったらしい。結構良かったんだけどなー。
そこで別の店を探してみると、県道3号線(さいたま栗橋線)沿いの伊奈町にある「楓神」という店を見つけました。そこでクルマを飛ばして行ってみたのですが、わずか 10分の差で、昼の部看板になってましたー*2。店の入口から覗いてみると、いくら看板だからといって、店員は目が合うのにフッと目を逸らして無視して行ってしまうし、味がどうこうという以前に印象最悪です。商売人としての神経を疑います。いや、お勧めです。長浜ラーメン好きで半径 30キロ圏内に住んでいる方には、ぜひ訪れて欲しい。

後記

今日(3月 31日)、無事に食してきました。昼の 1時半で一度店を閉めてしまう理由が分かりました。あんな体育会系のラーメン屋、初めて見ました。あれでは体が壊れてしまう。給仕の店員さんも、店の外の客まで気をつけている余裕なんか全然ないのです。詳しくは 31日の日記に書きます。

閑話休題

そこで、今度は「もちもちの木」という味噌ラーメンの店に行ってみました。同じく県道3号沿いで、蓮田市内にあります。到着してみると、なんだか入口の前に行列ができているではないですか。こっちは、学生時代ならともかく行列してまでラーメンを食べる気にならなかったのですが、話のタネかと思って並んでみました。タッチの差で前に並んだ若い夫婦があったのですが、気の弱そうな旦那はともかくとして、女房のほうが人間の嫌なところをかき集めたような女性で、横柄な言動と場末の水商売みたような身なりに、30分もの間ブルーな気持ちで並ぶはめになりました。
さて、肝心のラーメンですが、不味くはないですが 30分も並んで食するほどのものではないかな、と。麺はプリプリと餅のような食感で悪くはありません。スープはかなりコクのある味噌仕立です。胡麻とニンニクのような強い後味があります。私には少し胃にもたれるスープでした。あまり味噌ラーメンが好きではないからかも知れませんが。
給仕*3の女性は笑顔で感じ良い接客ですが、店の中はスカスカなレイアウトで、こんな行列ができるならもう少し席を増やしても罰は当たらないんじゃないかという感じです*4。店主と思しき中年の男は、始終苦虫を噛み潰したような芸術家然とした顔で悠然とラーメンを作ってました。店内で流れている曲といい、店内のレイアウトといい、ちょっと鼻持ちならない雰囲気です。個人的には、ラーメン屋というのはもっと雑然として脇目を振らず汗を流しながら黙々とラーメンを茹でる店主とか、あるいは暇そうだけど愛想が良い店主とか、そういう店が好きです。

*1:ネットで検索すると、「壷」という漢字でよく引っかかる。実際のお店の名前は「壺」だ(った)。

*2:日曜日と祝日以外は、昼は 13:45 でラストオーダーになってしまう。

*3:横溝を読んでいたら日本語が古風になってしまった。

*4:都内の雑居ビルで、これ以上席が増やせないというのなら別ですが。