なんでみんな佐川なのか?

最近、多くの通販業者の宅配が佐川急便になっています*1。法人向けの受託料金が安いのかも知れないですけど、受取側の立場からいうと、もっとも利用したくない業者です。理由はいくつかありますが、

  • 過去に、在宅していたのに階下の集合ポストに不在票を入れて立ち去ってしまったことがある。
  • 配達トラッキングをしたら、朝、確かに配達に出たはずなのに、夜、また持ち帰ってしまったことがある。(荷物が多すぎて配達しきれないんじゃないのか?)
  • 配達時間の指定で、夜間が 18:00〜21:00 というアバウトな指定しかできない。こちらは 20:00 までは帰れないので、受け取れない。(もっとも、とりあえず 18:00からに指定しておいて、20:00 以前に配達に来たら「また来てね」にしても良いのだが、ちょっと配達員が可哀そう*2日本郵便なら郵便局で受け取る選択もできるし、ヤマト運輸なら 20時以降という指定が可能だ。なんという素晴らしいサービス!)
  • 最近、アマゾンからのメール便を、違う家のポストに投函してしまい紛失してしまったことがあった。(佐川の落度ということで、同じ商品を再配送してもらったが)

過当競争は、一見するとユーザーにメリットがあるように見えます(販売会社間の価格競争上有利でしょう)が、結局は安かろう悪かろうでユーザーの不利益になっている訳です。安いというのは、人件費に無理が来ていることが多く、サービス品質は低下せざるを得ません。消費者側に選択肢があれば劣悪な業者は淘汰されますが、そのような影響力もほとんど行使できません。さらに悲しいことに、多くの場合は実際に買物が完了するまで(あるいは直前まで)、こちらには配送業者が不明なのです。(買物が終わってから佐川だと分かっても、注文をキャンセルするような殊勝な人はいないでしょ?)
なんだか、最近話題の輸入食品の健康被害事件に似ている構図のような気が。信頼できる産地の食品を買いたくても、そんなものは近くスーパーでは扱っていない、とかね。

新しいビジネスチャンスか?

ちなみにこんなのがあるらしい。

今度からお急ぎ便にしよう

アマゾンの場合、350円を払って「お急ぎ便」を指定すればヤマト運輸クロネコヤマト)か日通(ペリカン便)で配達してくれるらしい。これがいいな。ヤマトもペリカン便も、20:00 から 21:00 という指定が可能だ! 個人的には、イライラして佐川の対応に胃を痛めることを考えれば、350円を払う価値はあると思う。

*1:Amazon.co.jpメール便も佐川になってしまった。

*2:でも、そういう speculative な指定する人っているかもね。かえってこれが配達員の無駄な配達訪問を増やし、配達作業全体の効率を下げている可能性もある?