デジタルモードのアダプタ

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アマチュア無線の、デジタルモード(RTTY, PSK31, FAX, etc.)用のアダプタを作りました。ヤエスの純正品があるようなのですが売ってないよう(意味不明だ)なので自作です。今のアマチュア無線の世界では、買って手に入らないものは、あまりないのですが、アンテナやデジタルモードに関してはまだまだ DIY が残っているようです。
今日は取引先から直帰で、少し早く帰ってきたので、共立エレショップからの部品が到着するのを待って工作開始です。佐川が 19:30 くらいに来て、いま 24:00 だから、準備や検討や掃除を含めて、4時間ちょっとの作業というところでしょうか。集中力の続くのはこれくらいが限界で、最後のプラケースへのネジ留ではかなりいい加減になってきて、危険な兆候でした。でも無事に完成し、とりあえず受信はできている感じです。送信は、明日にでも試してみようっと。

レベルダイヤ

このような信号処理のアナログ・ディジタル結合でいつも問題になるのはレベルダイヤ(ダイヤグラム)の設計です。PC 入力の音声ゲイン(利得)は Windows でレベル調整ができますが、一度ディジタルになってしまうと、あとは整数乗算、除算の世界なので、見えないところで量子化精度(ダイナミックレンジ)が落ちたり、非線形歪が出たりします。Windows の中がどう動いているか分かれば少しは楽なんですが、これが分からない。明日、いろいろ試行錯誤してみようと思っています。
ちなみに、このような PC 上のデジタルモードソフトでスペクトラムウォーターフォールとか見ていると、ディジタル通信の世界で S/N 比が如何に重要か、というのを身をもって体験できます。電子通信工学とかやっている学生に見せてあげたら、さぞ勉強になりそうだな、って思いました。