アメリカ大使館訪問記(?)

米国でのとある法的事情により、身分証明の公証が必要になり、米国大使館に行ってきました。千代田線の国会議事堂前で降りたのですが、そこからいきなり警察官にご対面です。なんと、出口の目の前が首相官邸なのでした! 大使館の前までやってきて、普段なら道路を斜め横断するところですが、あちこちに警察官がいるので、ぐるりと回って、ちゃんと横断歩道を渡りましたよ。そしたら、いきなり制服を着た人(警官なのか?)に誰何されたので、米国大使館に公証を貰いに行くのだと伝えました。
大使館に着くと、そこではもちろんメインゲートなど通して貰えず、横のセキュリティの建物に誘導されます。そこで、金属類、電子機器(携帯やデジカメ)を取り上げられ、セキュリティゲート(金属探知機)を通させられます。私の場合、怪しげなガジェットを全て取り出したと思いきや、X 線装置で何か見つけられてしまいました。どうも、SoftBank のデータ通信カードがバッグに残ったままだったようです。かなり厳しい! しかし、そのようなガジェット野郎は珍しくないらしく、教育的指導を受けることもなく、無事にセキュリティを出ることができました。ここで、財布やパスケースは返して貰えますが、それ以外は、大使館を出るまで預けることになります。
ようやく、物々しい大使館の建物に入ることができました。入口を過ぎるとすぐに受付係の方がいて、用件を訊かれます。公証が欲しいのだと告げると、奥にある機器を指差され(銀行の入り口にあるみたいなやつ)、そこで用件をプッシュすると、受付番号札が出てくるのでした。待合所で待っていると、しばらくして番号で呼ばれます。必要書類を渡すと(その担当者は、日本語も喋った)、会計に行くように告げられ、会計所で US$30 を支払いました。クレジットカードが使えるところが、さすがはアメリカだと思いました。
領収書を貰ってカウンターに戻ると、手続きが終わってから領事さんに呼ばれるので、それまで待つように告げられました。10分ほど待った頃、領事さんに呼び出されました。もしかすると日本語も話すのかも知れませんが、がんばって英語で対応しました。予想しなかったことに、なんと宣誓を求められました。生まれて初めて宣誓なんてしましたよ。右手を上げて、書類の記入事項に偽りがないことを、全て Yes で回答しました。最後に、領事さんの前で、書類に英語でサインしました。パスポートのサインが日本語なので、その旨を伝えたのですが、公証のサインは全て英語のようです。いかにも慣れた手つきで、実はとても緊張しながら、アルファベットでスラララッと、サインしました。
これで無事に公証の書類もそろったので、手続きをすることにします。何の手続きかは、また今度。(ちなみに今日は、写真ナシです。さすがに大使館の写真は撮れなかった。。。)

今日のポイントミニ英単語

  • 大使館: embassy
  • 公証人: notary
  • 公証: notarization
  • 領事: consul