総務省、ソフトバンクモバイルに行政指導 相次ぐ通信障害で

仕事柄、このようなニュースにはコメントを控えているのですが、こういうニュースの背景には、日本の通信インフラに対する過剰なまでの品質意識が働いていることを知っておいたほうが良いと思います*1

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海外の携帯電話に比べて、いかに日本の携帯料金が高くて、また、規格の独自性が海外勢メーカーの参入を阻んでいるか、という話がありますが、簡単に言えば、日本の利用者は通信インフラの信頼性に慣れすぎているのですよ。日本の通信キャリアさんが、メーカーに対してどれだけ厳しい品質基準を要求しているか、御存知ない方も多いかと思います。品質は日本基準で、しかし、料金は国際基準で、なんて有り得ないと思うんですよ。そんなの、まさしく精神論です。
私個人としては、選択の余地が少ないことが問題なのであって、料金が安いキャリアの品質が、料金の高いキャリアよりも低いのは、競争原理(経済の原則?)として当然のことだと思っています。そんなのに、いちいちケチを付けるお役所というのが、理解できません*2

*1:海外旅行にいくと、ときどき、携帯インフラが不調になっている経験をすることがあります。短い旅行中に気がつくくらいだから、そんなのは頻繁な出来事なのではないかと想像しています。

*2:逆に言えば、通信料金の設定に対して、キャリアにある程度の自由裁量が認められて当然だと思う。