11n に、苦労してしまった

昨日、ThinkPad T42 内蔵の Wi-Fi*1を使って WPA2-PSK (Pre-Shared Key) モードで接続できたのですが、やっぱり 802.11n を試したくて、バッファローの WLI-UC-GN という USB Wi-FI アダプタを買ってきてしまいました。安かったんですけどね。
しかし、この設定にはまってしまいました。これは常識なのかも知れませんが、なんと、専用のユーティリティをインストールしないと WPA2-PSK で接続できないんですね*2。最初、ドライバだけインストールしてごまかそうとしたのですが、認証のフェーズで異常な動作になってしまい*3、諦めて専用ツールをインストールすることにしました。ツールは同社のウェブサイトからダウンロードしたのですが、サイズはなんと 120MB。この手の巨大インストーラには辟易します。
インストーラを起動すると、いろんなツールを強制インストールさせられます。なんども同意を求められたり、USB アダプタを何度も抜き差しされらたり、なかなか大変です。さらに親機モード(AP)と子機モード(クライアント)を切り替えるツールも必須で、このインストールをキャンセルで逃げると、親機モードでインストールされてしまいます。そこで諦めてツールをインストールしても、デフォルトは親機モードです。最近は、Wi-Fi アダプタを買う人というのは、Nintendo DS とか繋ぐための AP として使うことが多いということでしょうか?
いろいろ粘ってみたのですが、結局のところ、Windows の 802.11 WZC (Wireless Zero Configuration) では設定できないみたいで、バッファローの専用ツールに WPA2 の認証キーを覚えさせるはめになりました。願わくば、このキーが平文でディスク上に保存されないことを祈るばかりです*4
ちなみに、昨日苦労して Windows XP SP2 に戻したのですが、改めて SP3 をインストールしました。われながら、昨日から何をやっているんだろう、という感じです。とりあえず、ほぼ二晩かけて 11n と WPA2 の導入が終わりました。

*1:Atheros チップ。

*2:Windows XP SP3 でも、ダメ。

*3:接続速度のフォールダウンを繰り返しているように見える。

*4:セキュリティ関連というのは、本当に分かっている人の実装でないと信用できません。