蔵書の断裁
蔵書を断裁してスキャンしてしまうか否かの基準にいつも悩みます。
- 思い入れがあるか
- 書籍としての「形」に意義があるのか。すなわち形式と内容のいずれに意義があるか
- 情報を欠落せずにスキャンできるか
- そして、永続性があるか、季節ものか
意外と、最後の項が重要。あと、
- 近い将来、電子化される見込みがあるか
小説などは、せいぜい前後のパラグラフを見通せれば済んでしまうけど、大判に組まれた解説書(技術書)などは、前後のセクションや図表などを見渡せないと、理解しづらいですね。
B5 やレターサイズくらいの紙面を無理なく表示できるくらいのデバイスで、PDF の組版(typesetting)をそのまま閲覧できないと、普及しない電子書籍はありそうです。(いまの iPad くらいの解像度だと、レターサイズの PDF を閲覧するには、ちょっと目がつらい。)