日本の電話は、黒船来航前

個人的には、メール等を使わず何でも電話で解決しようとするやり方は非効率的だと思いますが、電話を否定するのもまた、コミュニケーションとして偏っていると感じます。先日見た論説にもありましたが、日本の電話ツールは 20〜30年ほど進化が止まっています! 電話が使いにくいのは、日本のオフィスで使える既存のツールやインフラが使いにくいからだと思うのです。
・ あり得ないことの一つは、大手企業でも、課長様クラスが自分の電話番号を持ってないこと! (あるいは、教えてくれない!) 電話をかけると、電話番を任されている若手が出てきて、課長様の出先を確認してくれる。普通に課長様の留守電が応答してくれたほうがマシなんですけどー。
・ 二つ目は、デスクに置かれた電話機が 20年前のインフラで、Bluetooth ハンズフリーはできないし、留守電はオプションだし、特殊操作は誰も知らないし、下手すると社外への転送機能すらない! (勤務先で使っている O 社製の電話機は、社外に転送できるけど。)
・ 三つ目は、取引先からかかってくる電話の番号が 050-xxxx-xxxx として通知されるのに、その番号にコールバックしても繋がらない! しょうがないので、部門の代表番号に電話して取り次いでもらう。
・ 四つ目は私の勤務先の恥ずかしい事情だけど、ドコモさんの仕事携帯で国際電話をかけようとすると、ドコモさんからエラーではねられる。なぜなら、契約がドコモじゃなくて、他の国際電話キャリアになっているから。いちいち、00x1-010-... ってダイアルしなくていけない。折角の社内ディレクトリを便利に使えないし、海外からかかった電話にコールバックもできない。
・ 最後は、ちゃんと比較したことないけど、日本の電話は高いと思う。転送電話は 500円だし、いまだにプッシュ回線は基本料上乗せ(都心部は 3級局なので同一価格になったが、地方はまだプッシュ回線が高い)。050 の IP 電話も、どうやら市民権を得ていないように思われる。
なんとかしましょうよ!!