インドその後
そういえば、エレクトロニクスシティの会社で、一つ有意義なものを見ました。いわゆる社食みたいのがあるのですが、北インド料理の配膳台と南インド料理の配膳台がきちんと分かれていて、食事スペースの柱にも、North Indian とか South Indian とか標識があるのです。
もっとも、実際に食べるときは仲間同士で適当に集まって食事しているように見えましたが、料理自体はかなり厳密な違いがあるように想像します。ただ、みんな集まって食べているので、具体的にどのように料理が違うのかは、分かりませんでした。
ちなみにインド人が左手で食事をしないということで、注意深く、かつそっと覗いていたのですが、これはいろいろのようです。ある課長さんクラスのインド人は、けっこう平気で左手を使ってました。またある若いお兄ちゃんは、ナンをちぎるときは両手を使いますが、食事そのものは右手だけで食べていました。またあるお兄ちゃんは、もう徹底的に右手だけで食べていました。インドの多くの人は、食事中は左手をきちんとテーブルから隠して食べています。給仕の人は間違いなく白い手袋をはめています。手袋をしつつも、左手を後ろに注意深く隠しながら水を注いでくれます。
私も一生懸命右手だけで食べようと努力しましたが、けっこう難しいです。「無理しなくていいよ」と言われたけど、「練習中なんだ」と言ったら笑ってました。