能を観た

大宮薪能というのを観に行きました。もちろん、能とか狂言を観るのは初めてです。
ところで、パンフレットでは 1時までに氷川神社で開催するか、さいたま市民会館おおみや(?)で開催するか決定するということになっていたのに、5時近くに氷川神社を訪れたら、4時過ぎてから開演会場を変えたというじゃないですか! 信じられない。氷川神社って、年配の人だと大宮駅から 20分は歩きますよ! 社団法人さいたま観光コンベンションビューロー*1とかが仕切っているのですが、所詮は業界団体ですよね。責任感まったくなしです。訪れていたお年寄りが皆、ぶつぶつ文句を言ってました。当然です。20分歩いてきたところから引き返して、また 20分近く歩かなくてはいけないのですから。なんで、道中で「会場は変更になりました!」とかアナウンスできないんでしょうか? もう、がっかりです。
このようなことをしたツケは、すぐに露呈しました。開演時間を 15分延期して 5:45 にしたのは良いのですが、時間を守らずに現れる観客多数で、メインの宝生流の能「葛城」が始まるころ(開演後 45分くらい)まで、人がパラパラと会場内をうろうろしていて、とてもゆっくり能を楽しめる雰囲気じゃありません。今日は朝から夕立の可能性を指摘されていたのに、1時の時点で「さいたま市民会館おおみや」開催を決定できなかった開催者の責任ですよ、絶対!

内容は満足

能も狂言も、内容はとても良かったです。私は、文語とか古文とか滅法弱いのですが、とりあえず狂言のほうは楽しめました。良かったです。和泉流「鐘の音」という奴で、野村萬斎高野和憲のものです。けっこう笑えました。齢 35にして、能と狂言の違いが分かりました。:)

鑑賞者のマナーが悪い

内容は良かったのですが、鑑賞する側のマナーがかなり気になりました。まだ演劇中なのに席を立ったり、いろいろ雑音(携帯電話とか)を立てたり、最低限のマナーは守って欲しい感じです。
開催者側の問題としては、他に、休憩時間に売っていたお茶だかコーヒーだかが激ヌルだったらしく、みんなからクレーム受けてました。もうちょっと真面目にやれー。ちなみに、売っていたお弁当はなかなか美味しかったです。売子さんの数が少なすぎかな。常に売子さんがいる必要はなくて、休憩時間の 15分だけ、たくさんいれば良いわけです。難しいところですね。
会場の問題としては、女性のお手洗いが絶対的に不足している感じです。それに比べて、男性用トイレはガラガラ。おかしな平等意識があると問題を正しく認識できないということですね。女性用のお手洗いは、男性用の 2倍量あっても、それで男女平等という感じなんだと痛感しました。男性は比較的、おしっこ我慢できますしね。:)

タクシーが最悪

><

最初、氷川神社に着いて会場変更を知ったので、慌てて近隣を走っているタクシーを探しました。ちょうど、迎送で走っていた「飛鳥タクシー」というのを見つけたのですが、この運転手がダメダメでした。運転手を捕まえて、「無線で配車をお願いできませんか?」と丁寧に頼んでいるのに、「配車センターに電話してくれません?」。電話番号を訊いても、「いま、忙しいからダメ」って感じで、窓を閉められてしましました。タクシーって、配車システムが古色蒼然、旧態依然な上に、こんな営業センスのない運転手ばかりじゃ、早晩倒産でしょうね。自分の成績に関係ないとなったら、もう全然、会社の売上増とか顧客の利便とか考える頭がないんでしょう。あのとき、氷川神社の周りに配車を集中させれば、とてもたくさんお客さんを得られたと思いますよ。

*1:会長はさいたま市長の「相川宗一」。