粘ってみるものだ

さきほど、ボストンを発ちシカゴの空港に着きました。ボストンの Wi-Fi は Boingo のサービスに加入しているか、あるいは 7ドルくらいのお金を払わないと使えず、ちょっと遅れている感じです。シカゴのそれは、iPass でも入れるので嬉しいです*1
さて。シカゴについて飛行機の出発時刻案内を見たら、なんと 4時間遅延。がっくし来て、ゲート前で休もうかと思ったのですが、

  • とっても混んでいる
  • 電源コンセントが見つからない

ということで、普段は使わない O'Hare 空港のアドミラルズ・クラブの利用を考えました。場所は、ターミナル 3の、ゲート H6 と K6 の間です。いちおう、OneWorld の Sapphire クラスのマイレッジカードを持っているので、たまには恩恵預かろうかと。入ってみたら、皆がみなビジネスマンでもないようで、ちょっとホッとしました。
まずは、アップグレードリクエストのステータスから確認です。帰国が一週間遅延したので、再リクエストをしていたのですが、ボストンの空港で発券された搭乗券はコーチ(エコノミー)のままでした。
普段の私なら、また、無料アップグレードなら最初から諦めるところですが、既に成田でお金を払っているので*2悔しくて、アドミラルズ・クラブの中のカウンターで粘ってみることにしましたのです。以下、その応対。もちろん本当は英語。

: あの、アップグレードのリクエストを入れているはずなんですが、確認して貰えますか。あ、えーと。帰国のフライトは 1週間後ろにずらす変更をしています。
職員: ちょっとお待ちくださいね。もう、マイルは適用されているんですか? 費用はお支払い頂いてますか?
: えーと、もう成田でお金払ってます。帰国のフライトを変更したので、再リクエストしているはずなんですけど。
職員: 分かりました。(しばらくキーボードを叩く音。) 大丈夫です。アップグレードできました。

という訳で、無事にアップグレードに成功しました。
いやー、粘ってみるものですね。いろんな方に聞きますが、アップグレードは粘り勝ちなところがあるようです。アップグレードとは違いますが、私の知り合いで、欧州からのフライトで飛行機がキャンセルされたか大遅延したかのときの話を聞いたことがあります。空港のカウンター前に 2人の日本人(その一人が私の知り合い)がいましたが、カウンターの担当者が

かくかくしかじかのコンペンセーションで、今すぐにゲートに駆けつければ、バージンアトランティックに乗れますけど。

英語だったらしいですが、その知り合いは悲しいかな、職務上いつもお客様にコンペンセーションを提供ばかりしていたため、その英語の意味が一発で分かったそうです。すぐに手を挙げて応じ、無事にバージンに乗ったのは言うまでもありません。いかにそのフライトが快適だったか、今でもよく語っています。
昔は、よく飛行機のエコノミーのチェックインをぎりぎりまで遅らせ、わざとオーバーブッキング狙いをすることで、空いているビジネスシートを狙うという技を聞いたことありますが、どうなんでしょう。今は、ビジネスシートを空けることをせず、どんどんアップグレード適用しちゃうので、無理だと思うのですが。

参考

アメリカン航空のサイトに正面から入って見ると、なんだかラウンジの利用には上級マイレッジカード*3だけではダメで、別の会員権が必要みたいに書いてありますが、そんなことはないようです。以下を参考にしてみてください。

ちなみに、あなたが正規のファーストクラス旅行者ならば、なんの躊躇なく利用できると思います。:)

*1:ただし、後述のアメリカンのアドミラルズ・クラブでは電波弱くて使えない。どうも、T-Mobile を支援しているっぽい。

*2:飛行機のスケジュールまで 3週間(2週間かも)を切っていると、マイルの他にお金がいるのです。この余裕期間に応じて、US$50 か $100 です。ちょっと痛い。

*3:この言い方は我ながら気に入らないが、ほかの言い方が見つからないので許して。