カメラ屋さんにある業務用プリンタってすごい

今日、初めて秋葉原ヨドバシカメラに行ってきました。先日、携帯電話ナンバーポータビリティのイベントがあったところです。なんだか猛烈な人混みで、駐車待ちのクルマがビルの周りを半周していました。
たとえばテレビの展示も豪勢で、まず、各社専用の展示ブースが用意されていて、さらに売れ筋の機種については、20型なら 20型の各社機種が並べて置かれていて、同じ映像ソースが入力されていて、画質を慎重に比較することも可能です。(もっとも、設定がデフォルトかどうか分からないが。)
私の素人目を酷使したところによると、やっぱりソニーブラビアが自然な色調で良い気がしました。二重盲検比較試験とかしないと認識バイアスが働くので確実なことは言えませんが、どうしても私の場合、シャープの Aquos は色調が鮮やか過ぎて不自然なように見えてしまいます。
あ、本題を忘れてた。さすがにデカい量販店だけあって、1階には大量のフォトプリンターが並んでいます。売り物ではなくて、手持ちのメモリカードなどをセットすると有料で写真がプリントできるアレです。随分たくさん並んでいるなあ、と思って眺めていると、一台がメンテナンスのためかフロントドアを開けられていました。私はこういうのの中身を見るのが好きなのです。早速、斜めから覗いてみて驚いたことに、内部には複数のプリンタが備え付けられているではないですか。最初意味が分からなかったのですが、すぐにひらめきました。これは、印刷速度を見かけ上向上させるために、複数のプリンタをパラレルに動かすわけですね。頭いーなー。
こんな私もメーカーで設計業務に携わっていたことがありますが、大抵はコスト削減のことで頭いっぱいで、こういうコスト度外視の贅沢な設計は考えたこともありません。コストよりも、如何に市場動向に俊敏に応えて、ユーザーニーズが変わればすぐに設計を見直す。そんな業界では、このような設計は当たり前なのかも知れません。確かに、印刷速度がトロいフォトプリンターなんて、そっぽ向かれてしまうでしょうからね。
ちなみに、あまり感激したためか、業者名や機種名は忘れてしまいました。