グリーンのレーザーファインダ

本来はポイ○タと書いたほうが分かりやすいんでしょうが、いたずらで使う人がいると困るのでファインダと書いています。
先日ぐんま天文台を訪れた際、解説員の方が空に向けて緑色のレーザーを放射しているのを見ました。経験のある方は御存知のように、空の天体の場所を他人に説明するのは非常に難しい作業です。

私: あ、あのカペラの右上に、こぶし一つくらい離れて見えるのが…
妻: カペラってどれだっけ?

これが肉眼で見える星ならともかく、双眼鏡でないと見えないような天体をガイドするのは至難の技です。
解説員のファインダを見て、うーん、これは便利だなあと思いましたが、近く(半径 1km くらい?)に天体写真を撮っている人がいるとエラい迷惑ですね。ぐん天の解説員の人も、一瞬だけ天体を照らすように注意してました。ちなみに、日本では安全上の理由から 1mW 以上のポイ○タは販売や輸入が規制されています。ちなみに、赤色レーザーでは天体ガイドには使えないという噂です。
海外のサイトを見ると、5mW くらいのファインダが大体 1〜2万円くらいで売っているようですね。ちょっと興味あるけど、自宅からグリーンのレーザーなんぞ飛ばしたら、どこから照らしているか一目瞭然でしょう。やめておこっと*1

参考 (2009年5月29日)

以下、引用です。

Note that a 5 mW laser pointer is sufficient for astronomical use at dark sites while a 10 or 20 mW laser pointer is sufficient at light polluted sites. Any power over 20 mW is excessive for astronomical purposes.

*1:お約束ですが、ここでは悪事を奨励している訳ではありません。大人は自分の行動に責任を持ちましょう。