Booch メソッド

仕事に行き詰って(嘘)、机の上に置いてあった Booch 法のバイブル(訳書)を何気なくひもといてみました。おー、なんだか古くて新しくて面白い! 唯一の問題は、現在主流の UML とはグラフィカルな記法が異なることでしょうか。(実際には、記法というのは思想、価値観の影響を多分に受けると思うので、安易に置き換えられないかも知れない。)
最近は、ランボーやブーチの UML 本が主流になっていますが、血の通った元々の論旨から魂が抜かれたみたいになってしまい、なんだか面白くないように思えます。お互いに譲りあってしまっている、というか、そんな UML で俺の思想は説明できないよ、というような。彼らの原著のほうが味があるように思えるのは私だけでしょうか。UML に統合するのは商業的見地からやむを得なかったとは思えますが、原著が入手困難になって元々の思想が伝わらなくなる、というのは本末転倒のような気もします。
ちなみに! Amazon.co.jp で見たら絶版になっているのはともかくとして、その価格がーっ! 盗まれてアマゾンで売られないように、奥付に名前でも書いておくかなー。

Booch法:オブジェクト指向分析と設計 (Professional Computing Series)

Booch法:オブジェクト指向分析と設計 (Professional Computing Series)

  • 作者: Grady Booch,山城明宏,田中博明,清水洋子,井上勝博,入江豊
  • 出版社/メーカー: アジソンウェスレイパブリッシャーズジャパン
  • 発売日: 1995/11/01
  • メディア: 単行本
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