短大生大聖堂落書き
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海外旅行中、この手の落書をときどき見かけます。本当に情けなくなります。有名な樹木の幹に名前を彫り込んだりとかもありますね。もちろん日本人旅行者だけでなく、他の外国人旅行者、現地の子供による悪戯もあると思います。
もっとも憂慮するのは、日本人って、こういうのを気軽に「マネしてしまう」ことじゃないかと思います。私の個人的経験から言うと、個人旅行をする日本人は比較的常識的な行動をするのに、集団になると悪ふざけをするように思えます。他に、海外でそれほど多く見られない愚行をも、これが世界スタンダードとばかりに日本に持ち込み、広めてしまう行為もあるように感じられます。
いずれにしても、過ちを犯した「学生を守っ」たり「精神的なケアをする」よりも、現地に赴かせて反省のある行動をさせることが重要だと思います。短大生にもなって、歴史的な遺産に落書をするのがいけないことが分からずに、批判をされると心が傷ついてしまうなんて。学生としての資質を疑います*1。
ちなみに京産大
京産大の対応は立派だと思います。明確に謝罪したのが一点。渡航自費だというのが好印象。停学処分も妥当だと思います。
実際問題、このような事件は氷山の一角だとは思いますが、「みんなやっているからいいじゃない」という風潮を打破する姿勢が評価できます。まあ、ある意味、いたずらというのは若者の特権だと思いますが、罪を犯したらきちんと償うというのは当然の行動だと思います。（漱石の「坊ちゃん」も言ってましたね。）
*1:もっとも、最近列車内で見かける有名私立大学の入学案内を見ていると、どう見ても小中学生対象としか思えないような幼稚なものもあるので、学生のレベルに私が期待し過ぎなのかも知れませんが。
