QEV, QEFV

山村大先生の某書を読んでいたら、細い同軸ケーブルでは、半田付けで絶縁体が溶けやすいので、架橋ポリエチレンを使った QEV ケーブルが吉、ということでした。3D (あるいは 3.5D)ではともかく、1.5D とかでは重宝するらしいです。しかし、3D-QEV なんてどこにも売ってないぞ。3.5D-QEFV ってのはありますが、QEV の改良版なんでしょうか。確かに、3D-2V に M コネクタを付けてるとき、絶縁体が液状になってしまい焦りました。かなり電力の高い半田ごて使っていたんですが。

改訂新版 定本 トロイダル・コア活用百科 ?トロイダル・コイルの理論・製作と応用回路

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5D-SFA

ところで結局、室内に張る同軸ケーブルは 5D-SFA で手を打とうと思っています。はっきり言って HF 帯ではオーバースペックなのですが、5D-FB と比べて 55円/m くらいしか違わないので。本当は 8D-2V とかで良いのでしょうが、あの灰色のケーブルは妻に不人気なのです。
ちなみに 5D-SFA ですが、1GHz くらいになると 10D-2V に迫る減衰特性です。HF 帯でも 8D-2V くらいの性能(減衰特性。以下同様)はあるようです。言い換えると、UHF 帯では大きなメリットのあるケーブルのようですが、HF 帯ではそれほどでもないかも。でも、8D-2V よりも安いんですよね。それに加えて、取り回しのしやすさとかシースの色(SFA は黒色なのだ)を考えると、選択の価値ありです。