安全帯

先日の日経産業新聞を読んでいたら、工事現場などでの安全についての記事がありました。電動ドリルを使う際には絶対に手袋(軍手)をしてはいけないとか、安全帯の着用方法についての注意などです。安全帯をいい加減に着用すると、転落時に内蔵に損傷を受けることもあるそうです。
私も、団地のベランダなどでちょっとしたアンテナ工事をするときでも高所作業で不安になることがあり、安全帯が欲しいなあと思っていたのですが、まじめに考えないといけない気がしてきました。先日の ARRL の本や Wikipedia の記事などを見ると、アマチュア的にはフルハーネスの安全帯が有効なようです。周りに、いざとなったときに助けてくれる同僚の作業者がいる訳ではないですし、安全帯の使い方を指導してくれる先輩もいないとなると、装着方法にブレがなく、長時間ぶら下がっていても大丈夫なハーネス型が望ましいように思えます。藤井電工のサイト等を見ていたら、だいたい、ハーネス本体とランヤード(ロープ)双方で 2万円強くらいからあるようです。大げさな気もしますが、実際に転落事故を起こせば生涯にわたって体に傷害を残す可能性がありますし*1、下手をすれば死亡事故にもなりますし、さらには家族にも迷惑をかけてしまいます。2万円くらいなら安いものかな?
ちなみに、実際に転落をすると(体重にも依ると思いますが)ランヤードには数百キロ(正確には数千ニュートン)の力がかかるそうです。ランヤードのフックを適切な場所にかけないと、意味がないかも知れません。ベランダの手すりって、そんな力に耐えるのでしょうか。
あ、そうだ。安全帽も買わなくてはいけませんね。そんな格好をしてベランダで作業していたら、本職の工事屋さんに見えられるか、あるいは警察に通報されるか、どちらでしょうか。なんだか気持ちが重くなってきました。。。

*1:駄洒落じゃないぞ。