蟻に翻弄される

今朝、オカメのケージの掃除をしようと思って起きてきたら、なんだか様子が変です。妻が先に起きていて、ベランダで呆然としています。家の中をみると、なんとアリの大行列ができているではないですか。どこから出入しているのかと思ったら、私が先日趣味で引いたアマチュア無線の同軸アンテナケーブルの引込から進入しているのでした。
穴はパテでふさいでおいたのですが、ほんの 1ミリほどの隙間があったのです。アリがそこから出入しているのです。普通ならはこの程度の穴は何の問題にならないのでしょうが、さすがはアリです。おそらく、なんらかの事情で室内に侵入したアリが餌を見つけ、たまたま同軸ケーブルに沿って歩いていったら、屋外に出られたようなのです。そして、巣と台所の間に大行列ができてしまったと思われます。
慌てず騒がず、屋外側のパテを「プニっ」て押し込んだら、もうアリは出入できなくなり、そこでパニックが起きていました。アリは行列のところにフェロモンを付けていくそうで、いちど行列ができるとそれは確固たるルートになってしまうのです。
しかし、アリを侮るなかれ、です。子供の頃はよくアリの行列(室内でも)を見た経験がありますが、大人になって見ると、結構ぞっとしますね。エアコン穴のパテは、通常、風雨が入らないように工事するかと思いますが、アリが入らないように*1完全に封じておくことが重要だと知りました。

*1:どちらかかというと、入るより出ることを阻止するのが大事。