RoyalTek RGM-3800 と Garmin eTrex Vista HCx を比較する
今日は、RoyalTek の GPS ロガー RGM-3800 と、Garmin の eTrex Vista HCx の比較試験をしました。できるだけ同一の条件で比較しています。まずは機器の条件です。(右の地図をクリックすると拡大図が見られます。)
RoyalTek RGM-3800
- ファームウェア: HN00320105.bin
- モード: Data Type = 5, Time Interval = 5秒
Garmin eTrex Vista HCx
- ファームウェア: 2.80
- WAAS/EGNOS: Disabled
続いて、試験時間と試験場所です。これは、今朝の 9時頃と、夜の 7時ごろに、東京都新宿区西新宿付近で実施しました。朝は、新宿はエルタワービル(地図右中央)の地下から地上に上がった辺りからログが始まりますが、実際には 1時間ほど前から GPS の電源を投入した状態にあります。地下から出てきて電波を再補足したところからスタートしています。そして、西新宿 6丁目の西新宿三井ビル(地図左上)の中に入るまで GPS をオンにしています。
夜は、西新宿三井ビルの中で GPS の電源を入れ、そのままビルを出ます。衛星捕捉のための時間は取らず、そのまま歩き始めます。そして、新宿駅前のビックカメラ(小田急ハルク)のビル(地図右中央)に入るまで動かしています。
考察
大きな差は見られないと言って良いのですが、以下のような特徴を感じます。
- eTrex Vista HCx は、電源オンのままの衛星再補足がやや精確
- eTrex Vista HCx は、電源再投入時の衛星捕捉が若干早い
- 衛星捕捉後の精度は、RGM-3800 も Vista HCx も、それほど違いは見られない
- RGM-3800 は、電源オンのままの衛星再補足において、誤差の大きなログを残すことがある (地図右の黄色い線がそれ)
- 衛星捕捉後の受信感度に関しては、RGM-3800 のほうが高そう。これは、電車に乗っているときに感じる。ただし、eTrex Vista HCx も、弱電界時に意図的に衛星を捕捉させてやれば、その後に衛星を見失うことは少ない。
こんなところでしょうか。御参考になれば幸いです。RGM-3800 も、ソフトのバグさえなければ優秀なロガーと思われ、少し残念です。