RoyalTek RGM-3800 と Garmin eTrex Vista HCx を比較する

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今日は、RoyalTek の GPS ロガー RGM-3800 と、GarmineTrex Vista HCx の比較試験をしました。できるだけ同一の条件で比較しています。まずは機器の条件です。(右の地図をクリックすると拡大図が見られます。)

RoyalTek RGM-3800

Garmin eTrex Vista HCx

続いて、試験時間と試験場所です。これは、今朝の 9時頃と、夜の 7時ごろに、東京都新宿区西新宿付近で実施しました。朝は、新宿はエルタワービル(地図右中央)の地下から地上に上がった辺りからログが始まりますが、実際には 1時間ほど前から GPS の電源を投入した状態にあります。地下から出てきて電波を再補足したところからスタートしています。そして、西新宿 6丁目の西新宿三井ビル(地図左上)の中に入るまで GPS をオンにしています。
夜は、西新宿三井ビルの中で GPS の電源を入れ、そのままビルを出ます。衛星捕捉のための時間は取らず、そのまま歩き始めます。そして、新宿駅前のビックカメラ小田急ハルク)のビル(地図右中央)に入るまで動かしています。

地図の見方

  • RoyalTek RGM-3800: 朝 (明るい黄色), 夜 (明るい青)
  • Garmin eTrex Vista HCx: 朝 (暗い黄色、あるいは芥子色), 夜 (暗い青)

考察

大きな差は見られないと言って良いのですが、以下のような特徴を感じます。

  • eTrex Vista HCx は、電源オンのままの衛星再補足がやや精確
  • eTrex Vista HCx は、電源再投入時の衛星捕捉が若干早い
  • 衛星捕捉後の精度は、RGM-3800 も Vista HCx も、それほど違いは見られない
  • RGM-3800 は、電源オンのままの衛星再補足において、誤差の大きなログを残すことがある (地図右の黄色い線がそれ)
  • 衛星捕捉後の受信感度に関しては、RGM-3800 のほうが高そう。これは、電車に乗っているときに感じる。ただし、eTrex Vista HCx も、弱電界時に意図的に衛星を捕捉させてやれば、その後に衛星を見失うことは少ない。

こんなところでしょうか。御参考になれば幸いです。RGM-3800 も、ソフトのバグさえなければ優秀なロガーと思われ、少し残念です。