USB キーへの ESXi 4.0 インストール
今日も、引き続き VMware ESXi v4.0.0 で遊んでいます。
一晩かけて Memtest-86 を走らせ、エージングを完了したので、早速 ESXi のインストールをすることにしました。内蔵ディスクは VMFS のストレージとして使いたいので、USB キーへのインストールを試しました。
CD-R に焼いた ESXi のインストーラを立ち上げ、インストール先ドライブを選ぶ画面が現れると、なんのことはなく普通に USB メモリ(キー)ドライブが表示されました。USB メモリ上にパーティションを切ることはできないようですが、無事に ESXi をインストールすることができました。なお、起動後に VSpere Client から見たところでは、VMFS を作る先としては内蔵 SATA のドライブだけが表示され、USB メモリの空き領域を別の用途に使うことは(少なくともメニュー操作では)できないようです。
FreeNAS のインストール
続いて、ゲスト OS として FreeNAS のインストールを実験してみました。バージョンは、LiveCD 0.69.1 です。仮想ディスクを、ESXi ホストの SATA 上に 3ドライブ設定し、そのうち一つを起動ドライブ、残りを RAID-1 構築用としました。しばらく操作にハマりましたが、無事にゲスト FreeNAS 上で RAID を組めました。
続いて、iSCSI ターゲットの設定です。まず最初に、ブラウザ上の設定画面を見るとメモリが 384MB 以上必要という記述があったので、ゲスト OS のメモリを増やします。続いて、extent を作成して target を設定し iSCSI 機能を enable にしたのですが、エラーが出てしまいます。ここで少しはまりました。後で分かったことは、iSCSI ターゲットの設定が不正なまま iSCSI 機能を enable にしようとするとエラーが出るということです。iSCSI ターゲットの設定を見直してから、再度 enable チェックボックスにチェックを入れ適用したら、無事に iSCSI ターゲットが有効になりました。
無謀にも、リカーシブ(?)iSCSI の実験
ちょっと以前から実験したかったことに、ホスト OS である ESXi から、ゲスト OS である FreeNAS 上の iSCSI ターゲットをマウントすることがあります。早速試してみました。これがうまくいけば、iSCSI ターゲット用の専用機を用意しなくても、RAID が組めるのではないかと妄想したのです。
結論からいうと、これはダメでした。最初、単にパフォーマンス上の理由かと思い、ゲスト OS に与える CPU リソースとか調整していたのですが改善しません。ちょっと思いついて ESXi のコンソールで Alt-F12 を押してログを見ていたら、なんだか warning が出まくっています。どうも、設計的に無理な使い方のような気がしてきました。やはり、もう一台 FreeNAS 専用機を組まないとダメかな? あるいは 3ware 社の RAID カードが ESXi 4.0 に対応するのを待つかな? (RAID の代わりに SSD を使うことも考えたが、SSD だって壊れることはあるだろうと考え、これは断念しました。)
FreeNAS を USB キーにインストールする実験
疲れてきたので、詳細は明日書きます。結論からいうと、無事に USB メモリにインストールでき、設定も USB メモリ中に正しく記録されることが分かりました。これで、もう一台サーバーを買っても大丈夫です。(← そういうことなのか!?)
Windows 2000 のインストール
Windows 2000 のインストールも試してみました。無事にインストールできましたが、ゲスト OS から USB を使えないことが分かり、ちょっと残念です。ゲスト OS である Windows から USB コントローラ自体は認識するのですが、ホスト OS が USB コントローラをサポートしていない(?)ため、ホスト上の USB デバイスをゲスト OS に繋ぐ方法がないのでした。ダメじゃん。ちょっとがっかり。
これも、詳細は明日書きます。
あ、そうそう。これが参考になるかも。