室内の湿度は、とてーも低い

先日の日記で、雨が降っていても室内の湿度は低いぜ、という話をしたのですが、少し時間が取れたので計算してみました。実は昨日まで取引先を訪問していたのですが、湿度計が LO (どうも、20% 以下だと測定限界以下になってしまうらしい)という表示になっていて、気になっていたのです。
まずは先日 12日(久々に雨(雪?)の降った日)の 17時における東京の湿度は、次のようになってました。(気象庁のサイトによる。)

気温: 3.6度
露点: 0.5度
蒸気圧: 6.3hPa
湿度: 80%

これだけを見ると、とても潤っているように見えるのですが、仮に「この空気」をそのままオフィスの中に持ち込んで、20度まで加熱したとします*1。せっかく蒸気圧まで表記されているので、これはそのまま使います。
理科年表サイトの情報によれば、摂氏 20度の空気の飽和蒸気圧は 23.4hPa ですので、相対湿度は 27% ということになります。これでは、全然潤っている気分がしませんね。
ちなみに、一昨日の会議室は室温が 22度でした。その頃の横浜での蒸気圧は 1.9hPa とありますので、(会議室での人の呼気の影響がなければ)相対湿度はわずかに 7% となります。喉の健康にためには、つらい感じですね。

*1:物理学的に微妙な間違いがあるかも知れませんが、御容赦のほど。