一人 1200円で満足した寿司

国道 16号端に「スシロー」という回転寿司屋があって、いつもランニングしているときに気になっていました。今日、たまたまクルマで外出したときに妻と「寿司が食べたいねえ」という話題になり、初めて赴いてみました。11時開店で 11:15 くらいに入ったのですが、すでに長蛇の待ち行列。30分ほどしてテーブルに着けました。
お皿は原則全て 105円。でも、予想以上に美味いです。105円でこれだけの寿司を提供できるってすごいことだと思いました。さすがは人気店です。店内を見渡すと、あらゆるところに合理性が発揮されていて、これなら 105円でもやっていけると納得しました。とにかく無駄がありません。さらに、こだわりと妥協が見事なまでに設計されているところに感心しました。例えば、寿司ネタには手を抜かないけど、握り方は妥協する、とか。ときどき、ネタがシャリからこぼれ落ちた寿司が流れてきて、おかしくなりました。でも、105円なら誰も文句を言わないだろうなあ。実にうまいマーケティング戦略だと思います。思わず切れ者の経営者を思い浮かべました*1

*1:寿司のコンベアーの隙間から賄を覗き見ると、中では店内とは全く異なる雰囲気の中で、店員さんがバーコードを読み取りながら寿司をコンベアーに乗せていました。顧客に見せるビューと作り手のビューを明確に分離しているところにも、ビジネス的センスを感じます。