ビーコンモニタ、暫定版完成

繰り返しになりますが、改めて紹介させてください。短波帯の国際ビーコンである IBP の、自動モニタサイトです。とりあえず、なんとなく完成にこぎ着けたので、公開させて頂きます。(アドレスを変えました。)

従来は Faros を使っていたのですが、どうしても Windows 上での実装だと信頼性を高めるのが困難なこと*1、また、ビーコンモニタのためだけに Windows ライセンスが必要なのは悔しかったことがあり、Linux 上で独自の実装をしました。信号の受信と記録には C 言語を使っていますが、信号処理には GNU Octave を、それ以外の処理は、もっぱらシェルスクリプトAWK を使っています。また、グラフの作成には GD を使っています。
ちなみに、受信機にはソフトウェア無線である SoftRock を使っています。上記サイトを見て頂くと、ときどきアルゼンチンの LU4AA やペルー OA4B が受信できていることが御覧いただけるかと思います。(ちなみに、アンテナはベランダの軒先に吊るしたショボショボのランダムワイヤです。) SoftRock の優秀さを実感頂けるのではないでしょうか。

今後の課題

未完成な点は、グラフ表示の凡例(legend)がないことです。いま、検討中です。凡例が 3次元に及ぶので表示が容易でなく、JavaScript でも使ってうまく表示する方法を考えています。(最近 JavaScript から離れていたので、ちょっと時間がかかりそう。)
さらに、ちょっと欲が出てきたので、アンテナの改善も考えています。あとは、Faros とは一味違う機能を実現すべく、アイデアを温めています。

*1:Faros 自身は、とても優秀なソフトです。Windows 上で良ければ、最善の選択肢だと思います。