余ったバッテリーをどうしよう

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APCUPS (CS 500 あるいは BK500JP)が買って 3年になったので、中のバッテリーを交換しました。最初、活線挿抜できるのかと思ったら、マニュアルに「電源を切ってからバッテリーを交換する」ように記述されているではないですか。うーん、そのために自宅の IT 関連機器を全てシャットダウンするのは面倒なので、(マニュアルに従わずに)活線挿抜に挑戦しました。重大な注: 筆者は何ら責任を負いかねますので、決してまねをしないようにお願いします*1
(弱い)技術的根拠は、バッテリーが寿命を迎えたり破損した場合、通電中にバッテリー端子が解放になることだってあるだろう、というものです。ちょっと根拠脆弱ですね。おまけに、UPS がバッテリー交換に気づかない可能性があるので、中の測定記録などが不正確になるかも知れません。
結論からいうと、ちゃんと交換時にも AC から電源が供給され(同 UPS は常時商用です)、警告音は鳴ったものの、交換後もちゃんと動作しているように見えます。まだ、停電試験はしてませんが、いずれ雷などで瞬停して確認できることでしょう。(^^)

中のバッテリー

閑話休題。中の古いバッテリーを取り出したら、GS ユアサの PXL12072 が現れました。GS ユアサの web サイトでカタログをダウンロードして調べると、どうもこのバッテリーは摂氏 25度で使う限り、6年くらいは寿命(容量比率 60%)を保てるようです。さらに、UPS 用に設計されているだけあって、トリクル(フローティング)用途に適しながら、同時に高率放電によるサイクル寿命を向上させているとのことです。なんだか捨てる(リサイクルですが)のがもったいない感じです。
いずれにしても最終的には APC が引き取ってくれるのですが、もう少し活用してみようと思い立ちました。家では無線機やビーコンモニタのために、常に可変電圧レギュレータ(13.8V 出力程度)が動いています。今度、このバッテリーをフローティングで充電し続けるコネクタを作ろうと思いました。クルマの中には DC/AC インバータがあるので、災害時などにも少しは役に立つかも知れません。(容量 60% でも、計算上は 50Wh くらい取り出せるはず。)

*1:少なくとも、端子から火花くらい飛び散るかも知れません。危険です。