「Zigbee 開発ハンドブック」
半日ほど読んでみたので、ちょっと感想など。
- 作者: 鄭立
- 出版社/メーカー: リックテレコム
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
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- ZigBee 規格の説明で、何が必須(mandatory)で、何がオプションなのか分かりづらい。
- 802.15.4 や ZigBee 規格の「実装」にページを割いているのは悪くないが、それによってユーザーが何を利用できるのか、というインターフェイスの側面が弱い。いろんなトポロジの紹介があるが、ZigBee 規格を満たした製品なら全てを利用できるのかどうか、私には理解できなかった。(読み方が悪いのかも。)
- 何が規格に基づく記述で、何が著者の解釈なのか、が明確に区別されていない気がする。
- 802.15.4 MAC レイヤを説明しているはずなのに、途中で「(一方) ZigBee では…」という説明が混じってくる。読んでいて混乱する。
- エンド・トゥ・エンドで通信の完全性に関する説明が見当たらない。一生懸命、MAC 層と ZigBee ネットワーク層での再送制御の実装を説明しているが、利用者に何が保証されるのか、という観点が欠けている。(XBee のドキュメントでは、重複データの廃棄はアプリケーションの責任だと書いているので、規格上の要求を知りたかったのだが。)
- クラスタの説明が抽象的で理解できなかった。
- 索引は 4ページ。この種の本としては、あまり充実しているとは思えない。
一方、以下については、ある程度理解できました。