国会図書館デジタルアーカイブが結構使える

先日モチベーションダウンのときに、「大人の工作読本 2002 No.1」というムックを引っ張り出してきました。元(?)電気少年としては、モチベーションの回復にけっこう有用です。
その中に、佐野昌一*1氏や、古澤匡一郎氏の昔の書籍の紹介がでてきます。ずっと中身を見たいと思っていたのですが、国会図書館に出向くのも億劫で、また、古書店で買うにも一度中身を見てから、と思ったので、なかなか前に進みませんでした。
最近、国会図書館の蔵書検索をすると、デジタル化作業中、のような表示があって気になっていました。おいおい、スキャンしたものから順次公開してくれよ、と思っていたのですが、なんとちゃんと公開されていることに気づきました。それも、こっそりと。宣伝が下手なのか、あるいはそこまでして古書を参照したい人がいないのが、おそらくその両方でしょう。しかし、国会図書館を訪れると、多くの人が古書のコピーをしたりしているので、需要はあるはずです。
試しにと思って、佐野昌一の著書を検索してみたら、出てくる出てくる! と思ったのは早とちりで、実は既にスキャン済の書籍には、小さくアイコンが出ているのでした。しかし、スキャン済の中に、有名(?)な「すぐまにあふ電気学」があるではないですか! 思わず、画面で閲覧してしまいました。
まだまだ、Amazon の「なかみ検索」にも及ばない出来ではありますが、十分に評価できます。国会図書館の蔵書を、全国どこからでもネットで閲覧できるという夢を実現すべく、ぜひ、がんばって頂きたいものです。
あ。サイトは、ここです。

佐野昌一氏の、上記の書籍はこんな感じ。

これもなかなか。

*1:海野十三といったほうが通じやすいか?