ところで、リングスリーブ圧着工具

R0012882
ホーザンの P-737 という圧着工具を持っています。まずないと思うのですが、サイズの異なるスリーブを噛んでしまったり、試験日当日に工具を落としたりするトラブルがあったりすると困るので、マニュアルを読んで、ラチェット強制解除の方法を調べました。
そして、実際にラチェット外しの技を試していたのですが、途中で大変なことが起きました。なんと、バネが利かなくなって、ラチェットが動作しなくなってしまったのです! いちおう、圧着作業はできますが、正しい位置まで噛まずにクランプが戻ってしまうので、正しい力で圧着することができません。困った! 実は、上記の講習会作業にトラブルが発生したので、大弱りです。
しかし、実は講習会中で良かったのでした。休み時間に会場の後ろに行ったら、講師の方の圧着工具(やはり P-737)が置かれていたので、中を覗きます。どのようにバネが利いているんだろう?
実は、取っ手の中に細いスプリングが入っていて、これでラチェットの留具を引いているのでした。なるほど、そういう仕掛けか! とりあえず、電線くずを使ってジグを作り、無事にスプリングを引っ掛けることができました。
というわけで、ラチェット外しの実験をする方は、取っ手の中にあるスプリングを曲げないように、細心の注意が必要です。もし心配な方(かつ、自信のある方)は、ラチェット留具側の取っ手の黄色い樹脂カバーを外し(ネジ2本で固定されています。幸い、ツールセット同梱の No.2 プラスドライバが合います)、スプリングがしっかり付いていることを確認しておいたほうが良いかも知れません。不具合を見つけられた方は、無理せず、ホーザンに相談したほうが良いでしょう。(私は自己責任で直しました。1ヵ月後の試験*1までに不具合がなければ、これで試験に臨もうと思います。)

*1:まだ、筆記試験に受かったという確証は、ないんですけどね。