自分の体で「角度」を測る

金曜日に水星の観測に失敗しましたが、一つの敗因は、水星がどの辺に見えるかの推測が甘かったことです。iPhone アプリの iステラを使うと、太陽と水星がどれくらい離れているか、角度で調べることは可能なのですが、問題は、その角度が目で見たときにどのくらいの幅なのか、判然としなかったことです。
本などを読むと、人が腕を真っ直ぐ伸ばしたとき、人差し指の幅が角度で 1度くらいというのはよく書かれていますが、実際にきちんと自分の体で調べてみることにしました。これは、腕を伸ばしたときの長さと指の幅、あと、三角関数arctan 等)を計算できる電卓があれば、簡単に求まります。
私の場合は、次のようになりました。

  • 人差し指の幅: 約 1.5度
  • こぶしの幅(親指を含まず): 約 7度

次回は、頑張って水星を見つけようと思います。
ところで思ったんですけど、iステラの画面に、その表示はおよそ目から何センチくらい離したときの見え方に相当するのか表示してくれると、結構嬉しいんですけどね。技術的には簡単にできるはず。アストロアーツの偉い人が見てくださってたら、ぜひ実装してください。(_o_)

で、水星ですけど

来月(11月) 14日に最大東方離角になるわけですが、iステラの計算によると、夕方 4時半くらいに太陽が沈む際に、太陽からおおむね 10時の方向に、23度ほど離れたところに見えるはずです*1。光度はマイナス 0.2等だそうです。
もっと分かりやすく、金星からの位置を示すと、金星から 7時の方向に 2度ほど離れて見えるはずです。ちなみに金星の光度はマイナス 3.7等だそうです。
さーて、頑張るぞ。

*1:わたしの場合だと、こぶしの幅 3つ分くらい。