80386 の思い出(その 2)

最初の思い出は、自宅に PC-9801RA2 だか RA21 が来たときに遡ります。
さっき値段を調べたら、驚くばかりに高価なパソコンで、いくら家が自営業だったからと言って、当時はパソコンがいかに高価な買物だったかが分かります。(ま、いまでも不必要に高価なパソコンはありますが)
閑話休題。おそらくこのときに DJGPP などが使えたら C で書いているはずなので、おそらくもっと前だと思いますが、386 のコードを書きたくて、アセンブラマンデルブロー集合のソフトを書いたことがあります。FPU (80387) は高くて買えなかったので、全て整数演算です(固定小数点と言うべきか)。レジスタに 32ビットも収まると、アセンブラでも比較的簡単にマンデルブローを描けました。コーディングが下手だったためか、思ったほど高速ではありませんでしたが、とても興奮したのを覚えています。
ちなみにこのモチベーションになったのは、当時アスキーから売られていた「超高速天文シミュレーション」というソフトでした。当時、パソコンプラタリウムソフトは遅いというのが常識だったのですが、このソフトは常識を覆した画期的なソフトでした。たしか、フルアセンブラだか、あるいは固定小数点演算で実現されているという話だったと思います。作者いわく、演算精度に妥協があるので、32ビットプロセッサが一般的になったら、書き直したいという話だったと思います。
続く。

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