S/N 比

通信技術者にとって一つの基本概念と言えば「S/N 比」だと思うんだけど、最近は CD はもとより、DVD、ディジタルテレビ放送、ディジタル携帯電話、ネットラジオなど、ノイズという概念の分かりづらいメディアばかり増えてしまった。一方、我々の世代は、レコードのスクラッチノイズ、カセットテープのヒスノイズ、テレビのゴースト、ラジオの雑音(雷や、バイクエンジンのプラグスパーク)など様々な雑音とその対策に親しんでいたので、すぐに理解できる現象だった。 最近の大学の先生は、どうやって「雑音」というものを学生に教えているんだろう。ま、ただの懐古趣味かも知れないが。