アングラ化させるよりは、良いんでない?
まるで黎明期の「インターネット」の話みたいだ。
- 「…は薬物などの違法取引に悪用されており、米経済に悪影響を及ぼす恐れのある」
- 「『規制がなく非合法活動に使われている』とした上で、米当局に対し『適切な行動を取る』よう要求し、他国で使用制限の動きが出ていることから『米国も友好国の警告に耳を傾けるときだ』」
あ、ビットコインの話ですが。アンダーグラウンドに押し込んでしまうより、早期に明確に解釈したほうが良いのではないか?
「自動車電話、携帯電話」なるものが出てきたとき、これは明確(?)に無線局の一種として定義されて、電波法上の解釈がなされた。その後、97年の法改正で整理されたようだ。
これによると、携帯電話は電波法上の無線局だけれども特定無線局として扱い、携帯電話事業者が包括免許を取得し、事業者側に無線従事者が置かれるので、誰でも携帯電話を操作して良い、云々。
一方、インターネットが普及してきたとき、これを使ったサービスは「電気通信事業」なのかどうかという議論も出てきたが、いまは総務省から明確(?)なガイドラインが出ているので、これを読めばだいたい分かる。
これを読むと、滅多なことでは電気通信事業者登録は必要なく、つまり電気通信主任技術者もお呼びでない、ということが分かる。
ちなみにこれによると、
- ブログのためのウェブサイト: 電気通信事業ではない
- ネット通販: 同上
- ニュース提供のウェブサイト: 電気通信事業だけど、登録も届け出も不要
- ネット対戦ゲーム: 同上
- ウェブホスティング: 同上
- 出会い系サイト: 登録又は届出を要する電気通信事業
- 無料のグリーティングカード: 同上
この法的根拠は、電気通信事業法の第2条 (3) と (4) だそうだが、読んでいると、なんだか法律屋さんの言葉のお遊びのような気がしなくもない。。。
それにしても、お役所も NTT ドコモも PDF が好きですねえ。
あ。で、ビットコインはどうするんでしょね? またしても竜頭蛇尾におしまい。:)