ENC28J60

PIC で TCP/IP するときに、PIC18F97J60 シリーズじゃないとダメなんじゃないかとずっと思っていて、しかしこいつは DIP パッケージでないので素人的には不便だなあと感じていました。ところが、実は Microchip 提供の TCP/IP スタックって、ENC28J60 という外付け Ethernet コントローラをサポートしていることが分かりました。ENC28J60 は DIP なので、あとは DIP の PIC18 と、パルストランス内蔵モジュラソケットなどを用意すれば、簡単に Ethernet 制御の PIC マイコンを組めるのではないかなあ、とか思い始めました。(PIC18F97J60 だって変換基板を使えば 2.54mm ピッチになるじゃないか、と思われるかも知れませんが、大抵の変換基板では二列並んだピン配置になってしまうので、これだとブレッドボードに入らない(ショートしてしまう)のです。なんか、うまいブレッドボードはないかなあ。)
気になるのは、必要なメモリ量です。ここにあるプレゼン資料を見た限り、TCP/IP スタック自体は 25Kb (って書いてあるけど、きっとキロバイトだろう)くらいで入るらしいので、そこそこの PIC18 を持ってくればなんとかなりそうです。Microchip のサイトで調べてみると、DIP (スリム DIP を含む)でプログラムメモリ多めのものって結構ある感じです。今度試してみたいなあ。共立の Ethernet PIC カード KBC-P18LAN って便利だけど、基板がデカし、ちょっと高価なのです。もっと気軽に使えるのが欲しいと思う今日この頃です。

PIC18F シリーズ

いろいろ調べていたら、PC18F シリーズに傾倒してきてしまいました。素人工作の場合、IC の単価ってそれほどインパクトないし、開発が楽なほうが良いかも。C コンパイラでの設計が前提になっているのも、お気楽好みの私に向いています。18ピン DIP のものもありますし、ENC28J60 と組み合わせられるような大容量のものでも、DIP があって嬉しいです。

ロードマップ

ロードマップとは言えないかも知れないけど、プレゼン資料発見。

LED の 38kHz 変調

例のネットリモコンですが、いまは割込で赤外 LED に 38kHz 変調をかけています。でも、あまりの高レート割込が心臓に良くないので、CCP モジュールの PWM で実現しようかと考えています。果たしてうまくいくかどうか…。

後記

試してみました。KBC-P18LAN で、CN1 あるいは CN2 コネクタで奇数番号ピン*1に出ている CCPn ピンが ECCP1 しかなかったので、これを使いました。Timer2 のプリスケーラに 1/2 がなかったので、38kHz からは少しずれてしまいましたが、うまくエアコンを制御できました。今日は、これで終わりにします。

*1:偶数番号ピンにはピンヘッダを付けていないのだ。両方にピンヘッダを付けると、ブレッドボード上でショートしてしまう!