グラナダでアルハンブラ宮殿を訪れる

今日は、Reina Cristina を出て、かみさん念願のパラドールに移る日です。パラドールというのは、若い女性などは御存知かと思いますが、要はスペインの国民宿舎です。
朝遅くホテルをチェックアウトした後、例の中央公園のそばからアルハンブラバスというのに乗りました。チケット売場では、予約番号を申し出ることで無事にチケットを購入し、アルハンブラ宮殿の中に入りました。
アルハンブラ宮殿自体は、お金を払わなくても入れるらしいのですが、それには「裁きの門」というところから入らなくてはならないそうです。グラナダのパラドールは宮殿の敷地内にあるのですが、普通は、いったいどうやって中に入るのでしょう? 我々はチケットも一緒に購入したので、特に悩むことなく敷地に入ることができました。チケット売場では、各国語で説明の聞けるヘッドフォンみたいのも貸していたのですが、うっかり借りるのを忘れました。もっとも、日本語はないのです。英語とスペイン語と、あと何かあるのかな? これだけ日本人が海外旅行に出るようになっていても、それだけ日本人が世界各国で無尽蔵に恩恵を受けられるかというと、そんなことはないようです。
パラドールにチェックインした後、王宮の入館の予約時間にはまだ余裕があったので、宮殿内の他の名所を回ることにしました。日本語を話す、もとフラメンコギタリストのおじさんに会って楽しかったですが、本題とは関係ないので飛ばします。また、昨日たまたま出会った日本人旅行客(単身で旅をする、若い女性ですぞ)に 2度目の再会をしましたが、これまたとりわけ珍しいことではないので、省きます。(1度目の再会は、昨日の展望台でした。このときは驚きましたが。)
宮殿は、全般にいってアラブ様式の影響を受けているということで、実にエキゾチックで素敵なところですが、私はあくまでツアコンの宿命を負っているためか、あまりゆっくりと建造物などを鑑賞する余裕はありませんでした。中をゆっくり探訪するのも良いですが、どちらかというと夕焼けの中、旧市街から宮殿を見上げるほうが、私の心境にマッチしました。
パラドールでは、幸いにテラス付きの部屋を 2つゲットすることができ、すばらしい滞在をすることができました。(もっとも、一晩だけなのですが) 明日は、また鉄路、ヘレス・デラ・フロンテラに向かう予定です。