読了

壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別
最初のほうは面白かったけれど、だんだんと「ケータイ文化」、「インターネット文化」の弊害に関する議論から脱線してしまったような印象です。もう少し、そちらのほうの突っ込んだ主張が欲しかったです。
個人的には、インターネットの弊害は「安直に物知りになった気分になれる」ということなんじゃないか、って思います。「情報っぽい、何か」がたくさん脳をかすめることで、なんだかとっても頭を使った気になりますが、冷静に考えてみて、自分は今日何を得て、何を考えたのかと自問すると、寂しい気分になることがありませんか?