良いテレビを買って10年使う、というのは昔話らしい

最近、うちの年代物のテレビが壊れかけているので、流行の大型フルスペック HDTV なぞ興味を持っているのですが、いくら高額のテレビ買っても 5年くらいで商品寿命を迎えそうな気がして躊躇します。今の HDMI だって来年早々には 1.3 規格の製品が出てくるそうで、それまで待ったほうが商品寿命が長いかな、と思ってみたり。
私はそれほどテレビを見ない人間なので、ときどき DVD や Blu-ray (HD-DVD?) の映画を見るためだけに年間 10万近いコストはもったいないかな、と。
今日も日経産業を読んでいたら、日立から「裏番組も録画できる液晶テレビ」なんていうのが出てました。最近、テレビに複合機能をやたらと詰め込む潮流が続いてますけど、機能を陳腐化させ商品寿命を短くする謀略としか思えません。ハードディスクレコーダみたいに、今後いくらでも機能向上と低価格が期待できる製品と、まじめに作れば技術的に高価にならざるを得ないけど、長く使える製品を一緒にするなんて。おまけに、最近は国策で無理やり地上波がディジタル化されたり、CPRM の議論も流動的だし、政治的な理由で高額な HDTV の商品寿命を短くされるのはたまらない。
それとも、世の中の一般の人にとって、テレビを見るというのは年額 5〜10万支払ってでも有用な娯楽と捉えられているんでしょうかね。