クライマーズ・ハイ、読了

痛快な小説です。誤解を恐れずに言えば、男の仕事、凌ぎ合いの会社社会の凄まじさを見せつける小説です。新聞記者にならなくて良かった(?)と思う反面、男なら誰でも魅力を感じてしまう社会が描かれています。
敢えてケチを付けるとすれば、登場人物が魅力的過ぎて、自分の小ささを再認識させられてしまう寂しさでしょうか。あと、小説終盤の展開が、ちょっと弱く感じられるのは私だけでしょうか。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)