因果関係と相関関係

昨日に引き続いて、何か良い参考書はないかと探していたのですが、ある本を読んでいたら因果関係と相関関係についての話がありました。
例えばここに、「マンガを読む学生の成績が悪い」という「仮説」があるとしましょう。もし仮に、「マンガを読む」ことと「成績が悪い」という事柄の間に相関があったとしても、これらが因果関係を示しているとは言い切れない訳です。つまり、マンガを読むと成績が悪くなる、成績が悪くなるとマンガを読むようになる、等の因果関係をここからは導き出せないということです。
昔、よく「良い大学に入らないと、良い企業に入れない」という話*1をよく聞きましたが、これも、良い大学に入ったから良い企業に入社できた(因果関係)か、良い大学に入れるほどの秀才は、そもそも企業の入社面接でのアピール能力がある(相関関係)のか、分からない訳ですね。
って、私は何が言いたかったんだっけか?

*1:ここでは、何が良い大学か、企業かという話は置いておきます。