Thunderbird 2.0 beta 2 を試してみた

Mozilla Thunderbird 2.0 beta 2 が出た(ちょっと古い?)ということで、淡い期待をもって試してみました。結論からいうと、まだダメですね。個人的には、Netscape Communicator 4.8 の完成度に至っていないと思います。ようやく Back, Forward のボタンを(オプションで)付けられるようになったみたいですが、ショートカットキーの割り付け方が分かりません。あと、メッセージを検索してそれを表示するときに、どうやっても新しいウィンドウを開いてしまいます。(Netscape では、既存のウィンドウ中に表示できる。) いっそのこと、Firefox のタブブラウズ(?)機能でも持ってきたら良いんじゃないかな。業務で大量のメールを読み書きする際には、大抵アタマの中に複数のコンテキストがあって、メールのやり取りをスレッドで追いかけています。私は Outlook は使いませんが、あれば業務でメールのやり取りをする人のことを結構考えている*1と思っていて、ThunderbirdOutlook を追い越すのが待ち遠しい今日この頃ごろです。
ちなみに Thunderbird で良くできている(といっても当たり前のレベルですが)な、という点としては、メッセージの検索が速いことくらいかな。それ以外には、卓越したポイントは見つかりませんでした。あと、Netscape Communicator で困っていること(以下のようなこと)を回避するには、Thunderbird に移行するしかないけど*2、ま、絶対的な移行理由にはなりそうもありません。

  • フォルダに大量のメールを抱えると、動作が緩慢になる(ような気がする)
  • メッセージの検索が遅い。
  • HTML 形式のメールを綺麗に表示できないことがある*3
  • 私の記憶が正しければ、POP3 over TLS ができない

1.0 が出た頃のインプレッション

*1:業務メールのやり取りの多くは、スケジュール管理と密接に関係があるというポイントをよく押さえている。

*2:他のメールクライアントソフトを使うという手もあるけど、気に入ったソフトはあまりない。

*3:情報のやり取りの基本は、送る側は節度を持って、受ける側は寛容に、です。