RoyalTek GPS RGM-3800 来た

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なかなか立派なケースに入っています。まずは写真など。変な向きからの写真ですが、笑って許してください。
ちなみに、マニュアルがここで見られるので、仕様など確認できます。

ちょっと試してみました

捕捉時間はなかなか短いです。お店の出荷時に検査されたようで、コールドスタートではないようですが、10〜20秒ほどで捕捉しました (嘘っぽいです。その後の利用では、立ち止まった状態でもおよそ 30秒以上かかります。やはり、複数の衛星の ephemeris を掴めないとダメなような気がします。)。ただし、やはり屋根の下に入るとダメです。衛星をロスしてしまいました。(ま、いろんな状況に左右されると思うので、今後も引き続き検証。)
あと、NMEA のデータですが、緯度、経度、高度、速度などの情報は得られます。捕捉している衛星の数などは記録されないようです*1。ちょっと惜しいです。これが分かると、緯度経度の確度がなんとなく分かるでしょうに。この辺りは、ファームウェアの設計次第だと思うので、今後、アップデートとかあれば嬉しいと思いました。

仕様から

使用している GPSバイスは SiRFstarIII GSC3f/LP というもののようです。デバイス自身の仕様として、自律捕捉に必要な入力は -142dBm、捕捉後のトラッキングは -159dBm あれば可能とのこと。デバイス内部に 50MHz 動作の ARM7TDMI と 4Mbit のフラッシュメモリを搭載しているようです。同時受信可能なチャネル数は 20だそうです。ま、こんなに多くの衛星が視界にあることは、まずあり得ませんが。DGPS としては、SBAS (WAAS および EGNOS)をサポートしているようです。(MSAS については記述がありません*2。)
一つ心配なのは、PC とのインターフェイスが USB-UART ブリッジを使っているっぽいところです。GPS mouse として使うなら構いませんが、内蔵の 64MB トラックログを 115kbps で落とすのは辛そうな気が。もしかしたら抜け道があって、115kbps よりも速い転送ができるのかも知れません。(現状は、トラックログ量が少ないので懸念を検証できていません。)

*1:GPS mouse モードでは出力されます。

*2:SiRFstarIII では、SBAS のアルマナックとして ROM 上に持っている静的なテーブルを使っているらしく、MSAS の対応は無理っぽいような噂。