レンズと絞りについて考えてみた

私は光学とかレンズとか素人なのですが、ちょっと夢想してみました。先日の、ズームレンズ AF-S Nikkor 18-70mm F3.5-4.5G の解像度に関する続きです。
18mm, 38mm, 70mm それぞれの、もっともシャープな画像が得られる絞り値は、以下の通りでした(もちろん私見です)。

ここで、これらを理想的で基本的なレンズと仮定した場合、それぞれの口径は以下の通りとなります。

実際、ファインダー側から光を当て、絞りを絞った状態でレンズの前から覗くと、見かけ上、絞りの大きさはこれくらいに見えます。ふむふむ、なるほど。
しかし、実際のカメラレンズは絞りが前玉の先にある訳ではないので、上記口径より広い部分の前玉が使われないかというとそんなことはなく、実際、上記のように絞った状態でも、レンズの縁から指を近づけると、ちゃんと視界に指が見えてきます。つまり、絞った状態で周辺部が使われなくなるレンズというのは前玉ではなくて、もっと後ろのほうにあるレンズだということですね。
本当は、ここからレンズの分解能の話に夢想を広げようと思ったのですが、あまりに素人知識なので、以下は信じないでください。ちょっとした机上計算です。理想的なレンズの場合、画角ベースの分解能は以下で与えられるとされています(参考)。

分解能 = 116/口径 (分解能の単位は角度の秒(1秒 = 1/3600度), 口径の単位はmm。)

これを単純に当てはめると、件のレンズの分解能は以下のようになります。

ちなみに、Ai AF Nikkor 50mm F1.4D のレンズのほうは、

ということになります。うーん、今後、星景撮影には 50mm F1.4D を使おう、と心に決めてみたり。(^^)
夢想は以上です。おしまい*1

*1:チャンスがあったら、どこかの大学で光学概論とか受講してみたい。