IF フィルタと AF フィルタ

最近、ちょぴっとだけ CW の無線を聞いているのですが、時間帯とコンディションによっては 7MHz 帯は猛烈な込みようで、私の聞き取れるようなスローなモールスを聞いているときに、近接周波数で強力で速いモールス(あるいは RTTY)が入ってくると、正直めげます。こういうときは IF 帯域で動作する CW 用フィルタを入れるべきなのだそうですが、いかんせん FT-817 の IF フィルタはメカニカルフィルタというもので、なかなか高価です*1。こんなの、音声帯域(AF)でフィルタかければいいんじゃないかな、デジタル信号処理でやるにしても、IF よりもサンプリング周波数落とせるから急峻なフィルタが設計できるし、と思ってました。
しかーし。一つ盲点を見つけました。IF 帯域でフィルタをかける場合、AGC (自動利得制御)がその外側でループを構成しているような気がしてきました。FT-817 に付属のダイアグラム*2をぼんやり眺めても、そんな感じがします。つまり、弱い CW の信号にバンドパスフィルタかけて近接妨害を落とす場合、バンドパス結果で AGC を動かすことで復調信号の強度が一定に保たれるのではないか、と。AF フィルタでやる場合、近接妨害が強力の場合、目的信号の強度が弱くなったり一定しなかったりするような気がしてきました。素人考えですが。
やっぱり IF フィルタも買わなくちゃダメかなあ。なーんて、単に工作がメンドーなのでお金で解決しようとしているのがバレバレです。

*1:2万円弱くらいする。

*2:またこれが細かすぎて、IF フィルタの位置と AGC のループを見つけるのに苦労した。