「E と H, D と B」

またもや電磁気学を復習する必要に迫られ、少し本を買ってきました。

この中で、最初の「E と H, D と B」が特に良書に思えました。電磁気学を学ぶ際に一番悩むのは、電気と磁気の対称性、また非対称性についてです。この本では特に E-H 対応、E-B 対応の解釈に注意を払いながら、また CGS 単位系と MKSA 単位系の考え方についても説明しています。今までもやもやしていた部分を明確に解説してくれているところに好感を覚えました。
またこれは薄手の本なので、途中で放り出すことがなさそうです。電磁気学の触りを復習するだけなら、数日でも大丈夫そうです。さらに、電磁気学の歴史と発展について簡潔な解説があるので、これでもはや、科学者ファラデーとクーロンを混同することはなさそうです。逆に、単位としてのクーロンとウェーバーが非常に緊密な関係に思え、勉強になりました。(私はいったい、学校で何を勉強したのやら。)