ようやくすっきりした (グラウンド・ループ)

昨日とりあげた本で、(まだ買ってないんですけど)ようやく理解できました。こちらの本も、冗長な説明がないので、ある程度思考が必要ですが、以前買った本よりずっと本質を突いています。

Introduction to Electromagnetic Compatibility (Wiley Series in Microwave and Optical Engineering)

Introduction to Electromagnetic Compatibility (Wiley Series in Microwave and Optical Engineering)

バランス伝送の重要な点は、二本の線に同位相のノイズが乗ったときにキャンセルできるということよりも(もちろんそれも重要なのでしょうが)、EMC の観点から見たときに、ノイズ源からのコモンモード電流によって受信端に発生する電位差を、キャンセルできるということのようです。このためには、伝送路の二本の線(通常はツイストペア)が、シグナルグラウンド(セーフティグラウンドに対して容量結合している場合がある)に対して、対称でなくてはならない、ということです。シングルエンド伝送でも、二本の線に同位相で乗ったノイズ電位はキャンセルされますが、シグナルグラウンドに対して対称でないので、コモンモード電流に対して耐性がない、ということになります。
別の言い方をすると、理想的には二本の線の間で電流のリターンパスが形成されますが、線路の損失はゼロにならないので、例えば地表を通じて回路が形成されてしまい(キルヒホッフの電流則)、そこを伝わってコモンモード電流が流れてしまい、それがグラウンド・ループを構成する、ということでしょうか。
ちょっと用語が混乱しているかも知れませんが、備忘録なので許してください。