掃除機ロボット「ルンバ」、さっそく試してみる

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今朝、私が寝床でゴソゴソしていたところ、妻が早速 Roomba (ルンバ)を動かしていました。そうなると(いろんな意味で)寝ていられないので、慌てて起床です。
私の家は、リビング(8畳)とキッチン(3.5畳)が繋がった構造なのですが、ルンバがいきなりキッチンに闖入していきました。なんだか丁寧に掃除をしてくれて嬉しいです。入ったらもう出てこられないのではないかと訝っていたのですが、無事にキッチンを脱出し、リビングに戻り、今度はリビング隣接の洋室に入っていこうとします。一つ嬉しいのは、私の住まいはバリアフリー対応なので、部屋の区切りに段差がないのでした。妻が出勤の準備をしている部屋まで掃除を始めようとしたので、足でブロックして方向を変えさせます*1。ダイニング椅子の足の隙間が 40cm 強しかないので間を通れるか不安だったのですが、これもちゃんと通り抜けていきました*2
ルンバの動きですが、ときどき「そこはさっき掃除したでしょう!」と突っ込みを入れたくなるシーンがあるものの、一周掃除してきた後は(40〜50分くらいかな?)、部屋で掃除をし残した部分はほとんど思いつかなかったので、かなりの頑張り屋であるとお見受けしました。この手のロボット制御でまず難しいのは、自分がいまどこにいて、どちらを向いているか、という点ですが、ルンバは GPS地磁気センサーも持っていないながら(地磁気センサーに関しては想像)、結構優秀だと思いました。掃除が終わって、無事に充電ベースまで帰れるか心配したのですが、これも無事に帰ってきて充電を始めました。
つまり、動くための「飯」である電源までも自分で確保するということで、これはひょっとするとターミネーターに通じるものでないかと勘繰ってみたり。映画では、近未来に、直立歩行型のロボットと人間が対決をすることになっていますが、もしかすると、ルンバが私の借家を占拠して、主人を追い出す日が来るかも知れません。(幸い、ルンバは玄関の鍵に手が届かないので、それは無理だな。勝った! (いや、待てよ。家で飼っているオカメインコとルンバが共謀すれば、可能かも知れない。今後、オカメにはもっと親切にしてやることにしよう…)
閑話休題。一つ気になる点を挙げるとすると、家具への衝突ショックがやや大きいことです。木製の椅子などは、衝撃で動いてしまう始末です。軽い戸棚にあたったときは、上に絶妙に積み重ねてあった資源ごみの一つが落ちて、ルンバにぶつかったりしていました。かの R2-D2 であれば、ピロピロ、ピキー、とまさに悲鳴を上げる状況です*3

*1:本当はバーチャルウォールという機器が存在するのですが、単一電池がなかったので使えなかった。

*2:認知バイアスがないように客観的(?)に見ていたのですが、通り抜けてほしくないときに通り抜け、通って欲しいときに跳ね返ったりしてきているので、おおむねフェアな動作をしていると思われます。なんだか意味不明なコメントだ。

*3:ルンバは、状況に応じていろいろメロディを奏でるのだが、思わず R2-D2 を彷彿とさせます。