サンワ PC510 の抵抗測定収束時間
今回購入したサンワの DMM (PC510)ですが、基本的に満足しています。いろんな意味での安定感は、さすがに 2000円の DMM とは違う感じです。:)
まだ利用実績が少ないのですが、唯一気になるのは、低抵抗測定時の収束時間です。本来、低抵抗を測定するには専用の測定器*1を使うべきなのでしょうが、まあ、それは置いておくとします。また、他の DMM と比較した訳ではないので、このような特性は、一般の DMM で共通の問題なのかも知れませんが、その辺は御容赦ください。
さて。PC510 を抵抗レンジに合わせ、0Ωのキャリブレーションをした後、テストリード間をショートさせて抵抗値の読みをグラフにしたものが右上です。縦軸はオームで、横軸は時間(秒)を示しています。だいたい、0.01オームの誤差まで収束するのに 30秒といったところでしょうか。テストリードをミノムシクリップなどでクランプしている場合は良いのでしょうが、さすがに、手でテストリードを固定していると、手が痙攣しそうになります。(← 大げさ)
ま、結論としては、「低抵抗を測るときは、クランプ機構のついたテストリードを使いましょう」というところでしょうか。
後記
ちょっとグラフの補間がイイカゲンですね。ごめんなさい。補間曲線は、参考程度に御覧ください。
*1:定電流源と電圧測定端子が別になっているやつ。