Windows で動くスペアナ
あ、スペクトラムアナライザといっても音声帯域のものです。いろんなフリーウェアがあると思いますが、今日見つけたのはこれ。DL4YHF さんが公開している Spectrum Lab です。
http://freenet-homepage.de/dl4yhf/spectra1.html(新しい入手先は、下記。)
明確にフリーと書いてないのですが、値段も書いてないし、シェアウェアという記述もないので。。。
ヒストグラムを見ながら同時にウォーターフォールを見られますし、ピークのヒストグラムも表示できます。表示する周波数範囲も連続的に変化させられて便利です。(追記: なんと、IQ 処理もできます。)
よし、今晩の作業にはこれを使ってみよう。
SoftRock Si570 のキャリブレーション
スペアナが使えるようになったので、さっそく SoftRock のキャリブレーションです。ルビジウム周波数標準から 10MHz を発生させて、SoftRock 内蔵のオシレター Si570 が正しく発振しているか確認。ところが、SoftRock のファームウェア version 14.0 のソースコードがどこかに行ってしまって、USB によるコマンド仕様が分からない。現在は、15.x が普及しているようですが、私のは古いんですよね。ようやく、ここで公開されているのを見つけました。
ちなみに、コマンド 0x32 の仕様が変わっています。14.0 では I2C のアドレスを指定することが必要で、さらに周波数(MHz)は 32Q23 で指定する*1のですが、15.x では、I2C のアドレスは不要で、かつ周波数は 32Q21 なんですよね(つまり、multiplier = 1)。
でも、なんとかキャリブレーションできました。あとは、実際にビーコンを受信して動作確認…と行きたかったのですが、夜間はビーコンが受信できず、実験はお預けになりました。
*1:よく分からないのだが、デフォルトでは multiplier = 4 というのをかける必要がある。32Q23 にはこの 4倍を含んでいる。