ループアンテナその後

ARRL Antenna Book 21st Edition を見ていたら、ループアンテナの詳説がありました。ループ間の寄生容量の話とか、電界シールドの話とか、Q の話とか、なぜ並列キャパシタによる共振回路化が有効なのかとか、いろんな形のループのインダクタンスの計算とか、なかなか詳しいです。特に寄生容量については、大きなループを作ると無視できない感じなので考慮しようと思います。
そうそう。アンテナを巻きながらリアクタンスを測定しようとすると、ちゃんとした測定器が必要です。以前、AUTEK RESEARCH の VA1 を購入したことを思い出しました。どうせ、アマチュアバンドしか対応してないだろうなあと決め付けていたのですが、下限 500kHz から対応しているようなので、AM ラジオのアンテナ調整にも使えそうです。LF (長波)には対応してませんが、周波数が低くなる方向なので、500kHz くらいで測定しておけば、傾向は摑めるのではないかと想像しています。

参考

同書は、昔の論文の引用などがあって参考になります。アンテナを自作する人にとっては必携の書と言えましょう。(^^)
The ARRL Antenna Book: The Ultimate Reference for Amateur Radio Antennas, Transmission Lines And Propagation